膝関節の痛み!オスグッド病!
・子供が「膝が痛い」と訴える事はありませんか?
・成長する時の「成長痛」だと安易に考えていませんか?
・膝が痛くて正座が出来ない。
・スポーツ、運動すると膝が痛い。
本日は、成長期の10〜16歳のスポーツをしている子供に見られて、膝のお皿の下あたりが痛む「オスグッド病」についてです。
①オスグッド病とは?
②オスグッド病の症状
③オスグッド病の原因
④身長が急に伸びた子供はなりやすい…?
⑤オスグッド病の診断
⑥一般的なオスグッド病の治療、予防
①オスグッド病とは?
・膝のお皿の下の骨が筋肉に引っ張られて突出している状態
・成長期のスポーツをしている子供に多くみられる。
※オスグッド病って変な名前…
正式には「オスグッド・シュラッター病」と言います。
1903年に整形外科医のロバート・ベイリー・オスグッドと外科医のカール・シュラッターが別々の症例を確認した事からこの名前になりました。
②オスグッド病の症状
・膝のお皿の下の脛骨の部分に痛み
・熱感
・腫れ
・運動をすると痛み
・休むと痛みが和らぐ
・再度運動をすると痛みが出現
・正座すると当たって痛いetc
※脛骨の突出した隆起が剥離骨折する事もある。
③オスグッド病の原因
・膝の曲げ伸ばしをする大腿四頭筋が伸び縮みを繰り返し、脛骨粗面に引っ張るストレスが過度に加わる事で発生する。
・この繰り返しのストレスが過度になり続けると、脛骨粗面が剥離骨折する事もある。
・大腿四頭筋が硬いとより引っ張るストレスが強くなる。
・成長期の骨はまだ軟骨組織が多いため、柔い作りになっています。そのため負荷を受けやすい。etc
※尚、骨の突出は、1度突出してしまうと元には戻らず大人になっても残存するため、早期の発見、治療が必要。
④身長が急に伸びた子供はなりやすい…?
・成長期では、急激に身長が伸び1年で10センチ身体が伸びたという子も珍しくない。
・骨は伸びているが筋肉の成長が追いつかずに骨の成長と比べて筋肉の長さが短くなる事で、患部のストレスとなる。
⑤オスグッド病の診断
・整形外科などでレントゲン撮影をする事で、お皿の下の脛骨粗面に骨隆起が確認される。
・お皿の下の脛骨粗面に圧痛や腫れetc
※初期の症状でレントゲン撮影を行うと確認されない事もある。
⑥一般的なオスグッド病の治療、予防
・安静
・運動制限
・運動後のアイシング
・大腿四頭筋のストレッチ
・サポーターetc
〜一般的には上記のような処置です。〜
しかし、成長期の子供にとっては
「早く競技復帰したい!」
「練習を休みたくない!」
「大会が近い!」
など成長期の子供には怪我だけでなく沢山の悩みがあると思います。
・痛みがなぜ起きているのか?
・何が原因なのか?
・なかなか良くならないのはなぜか?
先ずは、怪我の悩みから解決して行きましょう!!!
色々な動作のチェックをして、
痛みの本当の原因を見つけましょう。
今何をするべきか?
今何ができるのか?
「なりたい姿」を一緒に目指しましょう!!
リガーレ整骨院 湯澤